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ものをつくること。
そのまわりにあること。
毎月ひとつ、
私たちなりに考えてみる。



ISSUE 03|袋
#03|袋 包む、運ぶ、携える。暮らしの中にあるカタチ かばんの前に、袋があった。 ものを入れる。包む。持って歩く。 今では当たり前のように使っている「かばん」も、 そのずっと前から、人は暮らしの中でものを守り、運ぶための形を考えてきました。 箱や籠、袋。そして、一枚の布。 何を入れるのか。どこへ持っていくのか。どうやって持つのか。 暮らしが変わるたびに、その形も少しずつ変わってきました。 今月のstitch.は、そんな「袋」について考えます。 包む。 日本には、一枚の布でものを「包む」という知恵があります。 中身に合わせて形を変え、使わないときには小さく畳む。 決まった形を持たないからこそ、いろいろなものを受け止めることができる。 風呂敷も、そのひとつです。 袋は、最初から今のような「かばん」の形をしていたわけではありません。 ものを大切に扱うこと。そして、持ち運ぶこと。 そんな暮らしの動作の中から、少しずつ形が生まれてきました。 包む布から、持つ袋へ。 その知恵を感じるもののひとつに、あずま袋があります。 長方形の布を折り、縫うことで、一枚の
Sep 30
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ISSUE 03|袋
#03|袋 包む、運ぶ、携える。暮らしの中にあるカタチ かばんの前に、袋があった。 ものを入れる。包む。持って歩く。 今では当たり前のように使っている「かばん」も、 そのずっと前から、人は暮らしの中でものを守り、運ぶための形を考えてきました。 箱や籠、袋。そして、一枚の布。 何を入れるのか。どこへ持っていくのか。どうやって持つのか。 暮らしが変わるたびに、その形も少しずつ変わってきました。 今月のstitch.は、そんな「袋」について考えます。 包む。 日本には、一枚の布でものを「包む」という知恵があります。 中身に合わせて形を変え、使わないときには小さく畳む。 決まった形を持たないからこそ、いろいろなものを受け止めることができる。 風呂敷も、そのひとつです。 袋は、最初から今のような「かばん」の形をしていたわけではありません。 ものを大切に扱うこと。そして、持ち運ぶこと。 そんな暮らしの動作の中から、少しずつ形が生まれてきました。 包む布から、持つ袋へ。 その知恵を感じるもののひとつに、あずま袋があります。 長方形の布を折り、縫うことで、一枚の
Sep 30


ISSUE 02|GAMAGUCHI
#02|GAMAGUCHI 昔からあるものを、今の暮らしへ。 がま口は、 ずっと昔から日本にあるもののように感じます。 けれど、その始まりを辿ると、 原型となる口金のついた袋ものは西洋から伝わり、 日本に広まったのは明治の頃。 開いた口金の姿が、 ガマガエルの大きな口に似ていたことから、 「蝦蟇口(がまぐち)」と呼ばれるようになったといわれています。 海を渡ってきたものが、 日本の暮らしの中に入り、 長い時間をかけて、身近なものになっていった。 考えてみれば、 がま口はその始まりから、 暮らしに合わせながら残ってきたものなのかもしれません。 京都山本製革店がGAMAGUCHIをつくるとき、 私たちも、その形を昔のまま再現したいとは考えませんでした。 昔から残っているものには、残ってきた理由があります。 大きく開いて、中が見やすいこと。 口金ひとつで、開け閉めできること。 そして何より、 パチン。 と閉じる、あの感覚。 便利なだけではなく、 触れることそのものに、少し楽しさがある。 そんな昔から変わらない良さは残しながら、 今の暮らしの中で、もう一
Sep 6


ISSUE 01|見習い職人
#01|見習い職人 教わったものが、いつか自分の仕事になるまで。 京都山本製革店には、いま「見習い職人」がいます。 革を切ること。 縫うこと。 道具を使うこと。 職人になるために、一つひとつの技術を学んでいる途中です。 けれど、 私たちが考える「見習う」という時間は、技術を身につけることだけではありません。 ものをどう見るのか。 なぜ、こうつくるのか。 誰のためにつくるのか。 先にいる職人の仕事を見ながら、自分で考え、自分の手で確かめていく。 その時間もまた、京都山本製革店のものづくりの一部です。 背中から、学ぶこと。 工房では、教えてもらうことだけが学びではありません。 オーナー職人が革を見ている時間。 作品の形を何度も考えている姿。 道具を扱う手つき。 その一つひとつにも、ものづくりへの向き合い方が表れています。 工房には、オーナー職人が革の本場フィレンツェで手にした一冊のノートがあります。 そこには、ものづくりについて考えたことや、その時々の記録が残されています。 見習い職人が学ぶのは、そこに書かれていることだけではありません。 つくる前に
Sep 6
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