About Kyoto Yamamoto Leather
はじまりの手帖
The Origin Journal

京都山本製革店のストーリーや想いをここに綴ります。
— Chapter 01 ー Story
つくることは、
だれかの人生にかかわること。
To create is to become a part of someone’s story.

— Chapter 02 ー Logo
「舞妓さんの後ろ姿」
ロゴに込めた、二つの意味。
— Chapter 02
「舞妓さんの後ろ姿」に込めた想い
The meaning behind the maiko silhouette
意味 01
「一生、修行の身である」という謙虚な気持ち
舞妓さんは、一人前の芸妓さんを目指して励む修行中の身です。職人の世界に終わりはありません。「自分たちはまだまだ半人前。一生をかけて技を磨き続ける」という初心を忘れないためのしるしです。
意味 02
「期待」を裏切らない美しさへの約束
後ろ姿からは顔が見えないからこそ、「どんな美しい顔をしているのだろう」と見る人の想像力をかき立てます。私たちの製品も、手にした瞬間に「これからどんな風に育つのだろう」とワクワクしてほしい。その期待に、一針の狂いもない精度で応えきるという約束です。
—Chapter 03 — Tagline
はんなり京の革屋さん
ぶ厚い革を一針不乱に縫い上げて
雅なええもん お誂え
はんなり
Hannari
「花あり(はなあり)」という言葉が変化して生まれたのが、この「はんなり」です。そこに一輪の花があるかのような明るさを指しますが、ただ派手なだけではありません。陽だまりのような温かさと、芯の通った品格が同居している状態のこと。お店に流れる、穏やかで凛とした空気そのものを表しています。
ぶ厚い革
Bu-atsui Kawa — Thick Leather
「厚い」という言葉に、強調を表す「ぶ」がついたこの響きは、嘘のつけない正直な強さの証です。栃木レザーや姫路レザーといった、日本を代表する本物の革をあえて薄く加工して誤魔化すのではなく、素材本来の圧倒的な力強さをそのまま活かす。一生を共にする道具としての「誠実さ」を、この厚みに象徴させています。
一針不乱
Isshin-furan
— One stitch, undistracted
一つのことに心を注ぎ、他に乱されないことを指す仏教用語「一心不乱」がもとになっています。私たちはその「心」を「針」に替えました。0.1mmを削り出すバイオリン製作の精度を、ミシンの針先にまで通わせること。雑念を捨て、手縫いで一針ずつ確実に命を吹き込む、職人の執念を指しています。
雅(みやび)
Miyabi — Elegance
語源は「宮び(みやび)」。都(宮廷)風の洗練された振る舞いや、時代を超えて愛される美しさを指します。流行に流されず、何十年、何百年経っても「美しい」と感じていただける普遍的な佇まい。バイオリンのように時を経て品格が深まっていく、無駄のない「シンプルなデザイン」に、その美学を詰め込んでいます。
ええもん
Eemon — The Good Stuff
「良い物(よいもの)」が、関西の日常の中でやわらかく変化した言葉です。単なる高級品を指すのではありません。手にするたびに「やっぱりこれにして良かった」と心が満たされ、自分の子どもにも引き継ぎたくなるような、価値ある「本物」のこと。使う人の人生を豊かに彩る、愛着の深さを表しています。
お誂え
O-atsurае — Tailor-made
「割り当てて(当つ)、得る(う)」という言葉が語源と言われる「誂える」は、自分の希望通りに仕立ててもらうことを意味します。私たちにとってそれは、単なる注文制作ではありません。対話を重ね、あなたの人生の物語や大切な想いを一緒に形にしていくこと。「つくることは、だれかの人生に関わること」という、私たちの最も重い約束です。
— Chapter 04 ー Vision
一針不乱に、街を縫う。
あんさんの日常に、京の「雅」を
Stitch by stitch, we sew into the city.
Bringing Kyoto's elegance to your everyday life.
— Chapter 05 ー Branding
私たちの本質は、意識すること。
ヒト・モノ・コト
人
【ヒト】
丁寧な暮らしを共創し、体現する
「一番のお相手」であること
Your companion in a thoughtful life.
私たちは、自分自身がこの仕事を誰よりも愉しみ、お客様の日常を整える存在としてそこに立ちます。
人としての魅力
清々しい挨拶と丁寧な言葉遣いを徹底します。「この人と話すといいことがありそう」と感じていただける、明るく誠実な佇まいで「福」を呼びます。
丁寧な暮らしの体現
スタッフ自身が、自らの仕事と生活を心から愉しんでいること。その充足した姿や格好を見せることが、お客様の信頼に繋がります。
共に歩むお相手
お客様にとって「ええことは何か」を常に考え、未来を一緒に描き、支え続けるお相手を目指します。
物
【モノ】
素材の生き様をごまかさず、
一生ものの「育つ誂え」にすること
Never disguise the leather's character —
make it grow
私たちは、使用する革が持つ本来の個性を尊重し、数十年先まで使い続けられる作品を創り続けます。
素材への誠実さ
選んだ革の「厚み」を活かし、傷やシワをごまかさず、そのままカタチにします。
「世界に一つだけの表情」として捉え、誇りを持って手渡します。
お客さまの手で完成させる
丈夫に作り、修理し続けられる設計を徹底します。使い込むことで、ようやく「本物の名品」へと育つ余白を大切にします。
審美眼が守り抜く「ひと針の価値」
職人自らの「審美眼」が納得するまで一点に向き合うため、一日に数点しか形にできない作品があります。
事
【コト】
「ここに京都山本製革店があってよかった」
と思われる景色を創り、あり続けること
Creating a scenery where our presence truly
matters
私たちは、『この街の品格を自分たちの手で守っている』という確かな自覚を持ち続けます。
物語を送り出す
私たちの作品を身につけ、街へ歩き出すお客さまを、感謝を込めて見送ります。その背中が京都の景色をより深く、格好よくしていくと信じています。
職人の息遣いを響かせる
工房から響くミシンの音や革の匂いを、街の活気として届けます。「今、ここで本物が生まれている」という安心感を街に灯します。
街を凛とさせる佇まい
店先を清め、誰にでも挨拶をする。当たり前のことを丁寧に積み重ねることで、街の人に愛され、必要とされる店であり続けます。
— Chapter 06 ー Concept
「studio」という
発想でのお店づくり。
私たちは、直営店を単なる「モノを売るお店」にはしたくないと考えています。
「studio」の語源は、ラテン語のストゥディウム(熱意・献身)。
本来の意味は、「何かに夢中になって取り組み、深めていくこと」。
私たちが何を大切にし、どんな思いで革を縫っているのか。
その「仕事」と「心」をそのまま感じてもらえる場所にしたい。
それが、私たちの考える店づくりです。





