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ISSUE 04|色の名前。

1 hour ago
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#04|色の名前

色には、景色がある。



01|色から広がる景色

「山吹」「うぐいす」「栗皮」。


これ、実は京都山本製革店で取り扱っている革の色の名前です。


黄色、緑色、茶色。

そう呼べば簡単だけれど、なんだか少し味気ない。


山吹と聞けば、春に咲く花を。

栗皮と聞けば、秋の栗を思い浮かべる。


色の名前なのに、季節や景色まで浮かんでくる。

ちょっと面白いと思いませんか。


02|同じ色、違う名前

日本には、自然や暮らしから生まれた色の名前がたくさんあります。


そして、私たちが日々触れている革にも、そんな名前がつけられています。


同じ茶色でも、栗、栗皮、焦茶。

同じ黒でも、墨黒、漆黒。


名前が違えば、思い浮かべる色も少しずつ違う。

普段はひとことで片づけてしまう色にも、こんなにたくさんの表情があるんですね。


03|時間がつくる、もうひとつの色

革の色には、もうひとつ面白いところがあります。

それは、使うほどに色が変わっていくこと。


毎日手に取ったり、持ち歩いたり。


少しずつ艶が増し、深みを帯びていく革もあります。

その変化は、使う人や過ごした時間によってさまざま。

同じ名前の色から始まっても、いつしか違う表情になっていきます。


革が育つ、という言葉があります。


その色の変化もまた、革と過ごした時間のひとつの記録なのかもしれません。


04|その色に、名前をつけるなら。

最初の色には、名前がある。


でも、使い続けた先の色には、まだ名前がありません。


いつも持ち歩いた鞄。

何度も開いた財布。

手になじんだ小さな革小物。


それぞれに、持ち主だけが知っている時間があります。

そんな革が、いつかあなただけの色になったとき。


さて、どんな名前をつけましょうか。


色には、景色がある。

そして、その景色は、これからも変わっていきます。



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